2013年11月の賛美曲

2013年11月の大久保バプテスト教会の賛美曲

 

新生413 主イエスのからだ分かち

Let us break bread together

 

 今月は12月をひと月後に控え、クリスマスを迎える心の準備をしていく、そんな一ヶ月間をご一緒に過ごしていければと願い、新生413番「主イエスのからだ分ちかち」を選びました。晩餐式の配餐時、私はよくこの曲を弾いていますので、もしかしたらメロディーは耳馴染みになっている方もいらっしゃるかもしれません。曲の成立は18世紀のアメリカに遡ります。奴隷制度のもとで虐げられていたアフリカ系アメリカ人によって作られたものです。このジャンルのほとんどの曲と同じようにこの曲も作者の名が残されておらず、口頭伝承によって歌い継がれてきました。どうやら秘密の集会を開くときに召集の歌(gathering song)として歌われていたとも言われています。

 

ある文献では次のように書かれていました。“この賛美歌の歌詞を通して、主の晩餐式は、ただパンを食べ、杯を飲むだけでなく、そこで(ひざまず)いて 神のみ名をたたえる(Let us praise God together on our knees.)という敬虔な姿勢が大切であることを教えられます。繰り返しの部分の、アフリカンアメリカンキリエは、ルカ18:13の「ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天に向けようともしないで胸を打ちながら言った『神様、罪人のわたしをおゆるしください』」と祈った取税人の姿を思い起こさせます。”

 

私たちは晩餐式のときにこの取税人ほどに自分をどうしようもない罪人と思い、跪いて敬虔な思いで祈っているでしょうか。それほどまでにイエス・キリストの十字架の贖いに心震えているか、クリスマスを迎える前に今一度、ご自身に問い直してみるのもよいのではないでしょうか。神さまの独り子であるイエスさまが、この地上に最高の神さまの愛の贈り物として生まれてくださったのがクリスマス。神の御子のご降誕の大きな目的は、人々に神さまの愛をご自身の言葉と行動とをもって示し、最終的には十字架の死によって、すべての人の罪を贖うためでした。クリスマスを迎える前に、その意味の深さと捧げてくださった犠牲の大きさに思いを巡らしてみましょう。そしてその恵みに心からの感謝と喜びの賛美をもって応答しお祝いする心の備えをして、クリスマスを迎えて参りましょう。

 

「わたしは天から下ってきた生きたパンである。それを食べる者は、いつまでも生きるであろう。わたしが与えるパンは、世の命のために与えるわたしの肉である」 ヨハネ6:51

<参考文献>http://www.hymnary.org/text/let_us_break_bread_together_on_our_knees

 

 

Let us break bread together on our knees, (on our knees)
Let us break bread together on our knees. (on our knees)
When I fall on my knees with my face to the rising sun,
O Lord, have mercy on me.

Let us drink wine together on our knees, (on our knees)
Let us drink wine together on our knees. (on our knees)
When I fall on my knees with my face to the rising sun,
O Lord, have mercy on me.

Let us praise God together on our knees, (on our knees)
Let us praise God together on our knees. (on our knees)
When I fall on my knees with my face to the rising sun,
O Lord, h
ave mercy on me.