2013年7月の賛美曲

新生251 恐れを捨て去り

今月は、アルゼンチンのメソジスト教会牧 師であり、賛美歌作家である、Pablo Sosa (パブロ ソーサ)氏が作曲した賛美歌を取り上げたいと思います。彼は1933年アルゼンチンに生まれ、現在もブエノス アイレス在住。エキュメニカルな 教会音楽講習会や国際セミナーなどでの講演者、また指導者として活躍し、ブエノス アイレスのエキュメニカルな神学校であるISERETの名誉教授(典 礼、賛美歌学)でもあります。日本の賛美歌学会で
2009年にパブロ氏を招き、講演会が行われました。自らのルーツであるアルゼンチンの伝統的音楽がもつ躍動的なリズムを生かした賛美歌をたくさん生み出し、それを礼拝の中で用いられるように働きかけ続けておられる方です。
 
 あるカンバーランド教会牧師先生のブログでは次のように紹介されていました。
『パブロ・ソーサ氏という人物を、端的に紹介するなら ば、<自分の文化の中から生み出された音楽文化を自由に用いて>賛美すること、<今この時の世界の状況、特に抑圧され苦しめられている人々の状況に関わっ て>賛美すること、<異なる文化を持つ人と出会い、文化の間に起こる相互の交わりを喜んで>賛美すること、を世界の教会人に向けて力強く発信している教会 音楽家、と言えよう。』

 「恐れを捨て去り」の原題は「Christo viveキリストは生きておられる」 詞はNocolas Martinezによって1960年に書かれました。Ⅰコリント15:12-23のパラフレーズになっています。

 1節はこの曲のもつマーチの躍動的なリズムが、すべての疑い、死と闇を超えて「キリストが死からよみがえり生きておられる」と大胆に語る歌詞をより一層効果的に支えます。

 2節は1節のキリストがよみがえったという興奮と宣言 から、そのことがそれを信じる者にとってどれだけ大切かということに重点が移って歌われます。原歌詞ではⅠコリント15:22「アダムにあって、すべての 人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである」というみ言葉が歌われていますが日本語訳詞では、Ⅰコリント15:17 -19の御言葉を思い起こす節となっています。
 
 3節はスペイン語の原歌詞では、Ⅰコリント15:55-56の御言葉が繰り返されています。
日本語の訳詞ではⅠコリント15:20~23を想起するような歌詞に思えます。

 同じ曲が讃美歌21では教会暦 復活、イースターとさ れていますが、私たちは毎礼拝、主の復活を覚えて礼拝していますので主日礼拝で歌うにふさわしい賛美曲といえると思います。今日もイエス・キリストの十字 架の死と復活の希望を共に礼拝する中で思い起こし、励まされ、「恐れを捨て去り、涙をぬぐって」、新たな一週間、「主は生きておられる」ことを証しする者 へと変えられ続けていきましょう。私たちの視点をイエス・キリストの十字架と復活に注ぎつつ、力強い賛美と喜びをもって、このエネルギーにあふれた曲を声 を上げて共に賛美していきましょう!