2014年1月賛美曲

2014年1月の大久保バプテスト教会の賛美曲

 

新生515 静けき河の岸辺を

 When peace, like a river, attendeth my way

 

 2014年が始まりました。新年礼拝で語られた御言のように、この年が主にあって『いつも喜び、感謝し、祈る』日々となりますように。

 さて、そのためには私たちがどんな中にあってもゆらぐことのない神さまにある平安(Peace)を日々、心にいただくことが大切なのではないかと思います。そこで、今月は新生讃美歌515番「静けき河の岸辺を」ができた背景をご紹介し、作詞者スパフォードの深い信仰から生まれたこのすばらしい歌詞をご一緒に味わい、賛美するひと月を過ごしたいと願っています。そして、また今月末からは協力伝道週間が始まります。連盟中長期のテーマである「和解のつとめに仕える」ために連盟に加盟する諸教会とも協力していきましょう。

 

 作詞者はHoratio Gates Spafford(1828-1888)。1860年代の米国シカゴで実業家として成功をおさめ、妻アンナと5人の子どもたちと共に幸せな家庭を築いていました。またスパフォードは長老教会の長老も務め、クリスチャンとして献身的な生活をしていました。しかしこの賛美歌の作詞をする2年前の1871年に悲劇が彼を襲います。4歳の愛する息子を伝染病で亡くし、同年10月にはシカゴの大火によって多くの財産を失いました。息子を失った痛手とこの災害によって健康を害した妻アンナのために、彼は家族でヨーロッパ旅行にいく計画をし、旅行の終わりには有名な伝道者ムーディ等と共にイングランドの伝道に参加する予定でした。しかし出発直前にホレーションに急用ができてしまい。彼はやむなく奥さんと4人の娘だけを出発させたのです。ところが、ホレーションの家族が乗った船は衝突事故を起こし、大西洋のど真ん中で転覆、沈没してしまいました。奇跡的に奥さんだけは助かりましたが、最愛の4人の娘たちをいっぺんに失ったのです。  彼はすぐに他の船で悲劇のあった大西洋に乗り出しました。そして、荒れた海の中になくなった娘たちの面影を思いながら、悲しみの中で海面を見つめていたとき、驚くほどの神の平安が彼の心を満たし、そしてこの賛美の歌詞が彼の心に浮かびました。

          「悲しみが海の波のように私の心に寄せても、神さまが語りかけくださる

                   It is well, it is well, with my soul」 と。

 

『主はこう言われる。見よ、わたしは彼女に向けよう。平和を大河のように、国々の栄えを洪水の流れのように。』イザヤ66:12(新共同訳)

 

 

It Is Well with My Soul

作詞: Horatio Gates Spafford, 1873. 作曲: Philip Paul Bliss, 1876.

 

1.When peace, like a river, attendeth my way,

  When sorrows like sea billows roll;

  Whatever my lot, Thou has taught me to say,

  It is well, it is well, with my soul.

  Refrain

  It is well, with my soul, It is well, with my soul,

  It is well, it is well, with my soul.

2.Though Satan should buffet, though trials should come,

    Let this blest assurance control,

  That Christ has regarded my helpless estate,

  And hath shed His own blood for my soul.

  Refrain

3.My sin, oh, the bliss of this glorious thought!

  My sin, not in part but the whole,

  Is nailed to the cross, and I bear it no more,

  Praise the Lord, praise the Lord, O my soul!

  Refrain

4.And Lord, haste the day when my faith shall be sight,

  The clouds be rolled back as a scroll;

  The trump shall resound, and the Lord shall descend,

  Even so, it is well with my soul. Refrain