2014年2月賛美曲

2014年2月の大久保バプテスト教会の賛美曲

新生635 わが命をば(A)
Take My Life, and Let It Be

  この賛美の詞を書いたのは、Frances Ridley Havergal (1836-1879)というイギリス人の女性です。彼女は47年という決して長くはない生涯でしたが、それはまるで一本の短いキャンドルが短い時間、まわりを明るくするように、イギリスの賛美歌史上を照らしました。賛美歌作者のWilliam Havergal(新生讃美歌218の作曲者)のもとに生まれた彼女は4歳の頃から聖書を読み、7歳には賛美の詞を書いていました。またラテン語、ギリシャ語、ヘブル語を学び、詩篇、イザヤ書、新約聖書のほとんどを暗記していました。その生涯の中で4冊の本を出版し、80曲以上の賛美歌を作りました(新生讃美歌375番、626番も彼女の作詞)。

1873年、彼女が37歳の時に、劇的個人的な霊的経験をし、神様に完全に従うことの重要性を悟りました。そしてそのすぐ後に10人が住む家を訪問する機会が与えられました。その何人かは神によってその人生が変えられておらず、その他の人々もクリスチャンの喜びのない人々でした。彼女はその家に滞在している間、彼らのために祈り続けました。そして彼女がその家を去る時には、10人全員がその人生を完全にイエス様に委ねるように導かれました。彼女はその訪問の最後の晩、祈りが聞かれたうれしさで興奮して眠れずに、その夜の間中、神のみ名をほめたたえ、この美しい賛美の詞を書きました。この賛美は、キリストへの深い献身から引き起こされる多くの思いを歌っています。そしてこれらの賛美の詞を書いている間に彼女自身が新たな献身に導かれ、さらに主に捧げていくように導かれました。2節の原詞は「Take my voice and let me sing」とあり、実際彼女はコンサートでのソリストとしてのキャリアを捨て、主のためだけに歌うと決心しました。また3節の原詞「Take my silver and my gold」を書いたとき、彼女は、所有していた多くの宝石類を宣教の働きのために寄付するように導かれたそうです。

さて2014年2月にこの賛美を捧げる私たちは、この賛美の詞を歌うことを通してどのような献身に導かれるでしょうか。新年度に向かっての準備のときを過ごす今、一人ひとりが信仰をもってさらに一歩踏み出していく、主の恵みにさらに応答、献身していく歩みに導かれますようにと祈ります。

「兄弟たちよ。そういうわけで、神のあわれみによってあなたがたに勧める。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい。それが、あなたがたのなすべき霊的な礼拝である。」
ローマ人への手紙12:1

Take My Life and Let it Be
1.
Take my life, and let it be consecrated, Lord, to Thee.
Take my moments and my days; let them flow in ceaseless praise.
2.
Take my hands, and let them move at the impulse of Thy love.
Take my feet, and let them be swift and beautiful for Thee.
3.
Take my voice, and let me sing always, only, for my King.
Take my lips, and let them be filled with messages from Thee.
4.
Take my silver and my gold; not a mite would I withhold.
Take my intellect, and use every power as Thou shalt choose.
5.
Take my will, and make it Thine; it shall be no longer mine.
Take my heart, it is Thine own; it shall be Thy royal throne.
6.
Take my love, my Lord, I pour at Thy feet its treasure store.
Take myself, and I will be ever, only, all for Thee.

“I urge you, brothers, in view of God’s mercy, to offer your bodies as living sacrifices, holy and pleasing to God; this is your spiritual act of worship.” (Romans 12:1)