2015年11月賛美曲

2015年11月の大久保バプテスト教会の賛美曲

 新生讃美歌567 「み神こそわが望み」

Be Thou my vision 原詞 Rop tú mo Baile アイルランド語 (曲名)SLANE

作詞 Dallan Forgaill (8世紀頃)       曲 アイルランド民謡

 

「み神こそわが望み」は、8世紀頃、Dallan Forgaillという修道士によってアイルランド語で書かれました。5世紀頃にアイルランドの宣教師だった聖パトリックを覚えて書いたもので、20世紀の初め頃まで、アイルランドの修道院の中でその詩は生き続けました。メアリー・E・バーンがこの詩を発見し、1905年に英語に訳しました。1912年にエレナー・H・ハルが今の形に詩を編纂し、多くの人々に愛される賛美歌となりました。この詞には、ほとんどの賛美歌で“SLANE”という曲名の曲がつけられて親しまれています。SLANE は伝統的な古いアイルランド民謡です。SLANEとはTaraというアイルランド東部の村(ダブリンの北西)から16kmほど離れた場所のなだらかな丘の地名のようです。

この曲の中で、神さまについて、いろいろな表現がなされています。

1節「わが望み」「わが想い」「わが光」

2節「導きの言葉」「永遠に共にある すばらしきわが父」

3節「わが宝」「わが富」

4節「喜びのみ光」「わが望み」「わが力」

河野牧師より、「大久保バプテスト教会は今年度『信仰と希望と愛に生きる教会』という主題のもと、前期は『信仰』に重きを置いてきました。11月からアドヴェント、クリスマスまでは『希望』を大きなテーマとします。1月から3月の期間は、受難節とイースターがありますので『愛』を大きなテーマにします」ということをお聞きしました。わたしたちの希望の源は?と考えたときに、「希望の源である神が信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊によって希望に満ちあふれさせてくださるように」(ローマ15:13)のみことばが思い浮かびました。

共に「み神こそわが望み 比ぶべきものあらじ」と賛美しつつ、わたしたちの教会の信仰告白として、今月歩んで参りましょう。そして希望である神さまは、さらにわたしたちにとってどのような方であるのか、それぞれに味わいつつ過ごしていただければと願います。