2016年12月賛美曲

2016年12月の大久保バプテスト教会の賛美曲 

 暗闇に光

2016年は11月27日からアドヴェントがスタートしました。これから12月25日のクリスマス礼拝まで神のひとり子であるイエス・キリストがこの世にきてくださったことの意味や、そこに込められている神様の愛の深さを思いめぐらしながら、恵み豊かな日々を過ごしていければと思います。

私たちの教会では、このアドヴェントの日々を、ヨハネによる福音書から神のことばを聞いていきます。教会のクリスマス案内のチラシにもあった通り、「キリストの光」ということがテーマになります。そこで今月の曲として、クリスマスシーズンに限らず歌える曲ですが、「暗闇に光」という日本人の岩淵まことさんが作った賛美を選びました。

岩淵まことさんのブログに次のような言葉がありました。

ひと月ほど前に関根一夫先生から「イエスの言葉(ケセン語訳)」という本をいただきました。この本はケセン語の聖書を出版された山浦玄嗣さんの著作です。その中で聖書の山上の垂訓のことにふれ、標準語の聖書?で「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである(新共同訳)」というところをケセン語の聖書ではこのように翻訳したと記してありました。それは「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人は幸せだ 神様の懐に抱かさんのはその人達だ」。

クリスマスは他人事だとしても「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人」は他人事ではありません。ほとんどの人にとって自分事です。クリスマスに赤ちゃんとしてお生まれになった救い主が「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人」のために生まれてくださったのだということを、アドベントの時にもう一度思い巡らせてみたいと思います。 <いわぶちまことHP 「まことぼっくす」よりhttp://makotobox.cocolog-nifty.com/blog/

 

「言葉の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中に輝いている。」

ヨハネによる福音書1:4~5

私たちの現実は暗闇に思えることが多くても、「人間を照らす光」としてきてくださったイエス・キリストは暗闇の中でも共にいてくださり、「わたしが道であり、真理であり、命である。」とわたしたちの歩むべき道を指し示してくださる方です。

この「暗闇に光」のくり返し部分では、「主はここにおられる」と2回繰り返して歌われます。この賛美を共に歌うことを通して、主が今、ここに共にいてくださることを覚え、感謝し、この喜びの知らせを、暗闇のような中を歩み、「頼りなぐ、望みなぐ、心細い」人生を歩んでいる方々に届けていくことができますように。教会のクリスマスの一つ一つの行事を覚え、祝福を祈りましょう。

  • 作詞・作曲 岩淵まこと

1953年仙台市生まれ。中学生時代より作詞、作曲を始める。1977年、日本コロムビアよりシンガーソングライターとしてデビュー。ファーストアルバムはその年のコロムビアレコード新人賞を獲得。ソフト&メローといわれた歌声は数多くのCMにも起用されている。またドラえもんの映画「のび太の宇宙開拓史」「のび太の大魔境」「のび太の海底鬼岩城」他、アニメのテーマソングも歌っている。
1980年、小坂忠氏との出会いを通してクリスチャンとなる。その後デュオで日本国内、そして海外へと、精力的に活動を続けた。1987年に長女を天に送る経験を通して生まれた曲「父の涙」は多くの方々に愛聴され、また歌われている。その他に、ワーシップソングの作詞作曲、また訳詞等も手掛けている。
1996年6月からフリーとなり、ソロとしての活動を再開。 現在は教会でのコンサートの他に、ペトラストリートとのライブ。関根一夫牧師との新しい賛美歌を歌う集い、「歌声ペトラ」などの活動を行っている。