2014年11月の大久保バプテスト教会の賛美曲
新生154 生けるものすべて
11月に入り、今年もあと2カ月となりました。今月11/30にはもうアドベント第一主日を迎えます。その前の備えのときとして今月は、「感謝」ということをテーマに宣教がなされていきます。クリスマスを迎える前に、神さまの前に静まり、神のみ子がこの世にきてくださったその恵みの深さと意味を心に思いめぐらし、感謝の賛美をご一緒に捧げていきたいと思います
この賛美歌の原詞はギリシャ語でした。the Liturgy of St. Jamesの中の聖餐式での奉献の祈りのことばだったようです。その成立年代は資料によって違うのですが、2~5世紀といずれにしろ、とても古いものです。そのギリシャ語の言葉が、イギリス人 Gerard Moultrieによって英語に翻訳され、その英語歌詞をRalph Vaugham Williamsによって
フランス17世紀の民謡のメロディーに組みあわせされアレンジされたものが1906年に作られ、今日のこの賛美歌になりました。
この賛美歌の歌詞のベースとなっている聖書の箇所のひとつに、ハバクク書2:20
『 しかし、主はその聖なる宮にいます、全地はそのみ前に沈黙せよ 』があります。このハバクク書の時代背景はユダ王国末期、紀元前7世紀末エホヤキム王の治下でした。大国バビロニアの脅威の前にユダ王国が直面し、民俗的困難が増大する時代にあって語られた言葉で、現代を生きる私たちにも語られている言葉が示されているように思います。神の前に静まり、、神のみ恵みに心を傾け、賛美していきましょう。
1. Let all mortal flesh keep silence,
and with fear and trembling stand;
ponder nothing earthly-minded,
for with blessing in his hand,
Christ our God to earth descendeth,
our full homage to demand.
2. King of kings, yet born of Mary,
as of old on earth he stood,
Lord of lords, in human vesture,
in the body and the blood;
he will give to all the faithful
his own self for heavenly food.
3. Rank on rank the host of heaven
spreads its vanguard on the way,
as the Light of light descendeth
from the realms of endless day,
that the powers of hell may vanish
as the darkness clears away.
4. At his feet the six-winged seraph,
cherubim, with sleepless eye,
veil their faces to the presence,
as with ceaseless voice they cry:
Alleluia, Alleluia,
Alleluia, Lord Most High.