2015年3月の大久保バプテスト教会の賛美曲
主イエスの十字架の血で
2月18日からわたしたちは教会暦の中で受難節(レント)のときを過ごしております。一年の中でも特にイエス・キリストの十字架の受難とその死を覚えて深く感謝を捧げて参りたいと思います。
さてそのような中、3月に礼拝で毎週ご一緒に賛美していく曲として「主イエスの十字架の血で」を選びました。この賛美の作詞・作曲者はカンデラ・グローブス(Kandela Groves)という方によって作られました。しかし残念ながらこの方がどこの国の方なのか、どういう人物なのかは全くデーターがなくわかりません。
原題は「He Is Our Peace」という英語であり、歌詞は以下の通りです。
He is our peace
Who has broken down every wall
He is our peace
He is our peace
×2
Cast all your cares on Him
For He cares for you
He is our peace
He is our peace
×2
© 1985 Maranatha! Music
この賛美歌のベースとなっている聖書の箇所は以下に引用した2つの箇所です。
「キリストはわたしたちの平和であって、2つのものを1つにし、敵意という隔ての中垣を取り除き・・・」 エペソ人への手紙2:14
「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」 ペトロの第一の手紙5:7
原詞では「He Is Our Peace」がという言葉が何度も繰り返され印象的です。
聖書が語る通り、主イエスの十字架によって私たちは神と和解させていただき、平安を与えられました。一人ひとり違うわたしたちがただ神の恵みによって集められ、主の十字架によってわたしたちを隔てるあらゆる壁がとりのぞかれ、キリストの体の部分として組み合わされて、この大久保教会を形づくっています。わたしたちが生きていく中では、わたしたちの平安をゆるがすようなさまざまなことが起こりますが、ペトロの第一の手紙5:7で、「神がわたしたちをかえりみていて下さる」と約束をいただいていますから信じて、「思いわずらいを、いっさい神にゆだね」て、来年度の50周年の歩みへと踏み出していければと願います。その備えの時であり、受難節のこの時、主イエスの十字架の出来事に目を注ぎ、その流された血によって赦され、愛され、神のこどもとされていること、互いが神の家族とされている驚くべき恵みを深く心に留め、平安のうちに歩んでいきたいと願うのです。