2015年6月賛美曲

2015年6月の大久保バプテスト教会の賛美曲

 神の作品として生きる (1998年全国少年少女大会テーマソング)

 いよいよ創立50周年を迎える前の月となりました。もともと6月はさまざまな行事が盛り沢山の月で、第2主日は「花の日」、第3主日は「父の日」、そして同時に6/23の沖縄戦が終結した日を覚える「命どぅ宝の日」、またいつもは「神学校週間」もあります。(けれども今年は50周年記念礼拝の準備に集中するため、神学校週間は7月第3主日から第4主日にかけてもつということに変更になりました。)

このように6月はさまざまなことを覚えて過ごす大切な時であると同時に、わたしたち大久保バプテスト教会にとっては、50周年を前に、主に招かれ、召され、派遣されている存在、また教会を形造る大切なひとりひとりとして生かされていることを覚え、整えられていくひと月を過ごしていきたいというのが河野牧師に与えられている思いです。

そんな牧師の思いを受けて私が今月選んだ賛美は、「神の作品をして生きる」です。この曲は1998年に天城山荘で行われた、全国少年少女大会テーマソングです。わたしが初めて少年少女大会のためにテーマソングを書いた曲でもあります。2011年9月に大久保教会でも、こどもたちとの賛美でも歌ったのでご記憶にある方もおられるかもしれません。

この時の大会のテーマは「神の作品として生きる」。講師は、現在九州の古賀教会の協力牧師をしておられる内田章二先生でした。内田先生は生後5か月の時、「脳性小児マヒ」と診断され、就学期を迎えても身の周りのことができないという理由で「就学猶予」となります。そんな中、キリスト教のラジオ伝道放送であるFEBCを通してイエス・キリストに出会った先生です。大会主題聖句は、「わたしたちは神に造られたものであり、しかも神が前もって準備してくださった善い業のために、キリスト・イエスにおいて造られたからです。わたしたちは、その善い業を行って歩むのです。(エフェソの信徒への手紙2:10)」でした。

内田先生というひとりの障害を与えられたキリスト者の姿を通して、どんな人も神さまに造られた神の作品であること、しかも神さまがあらかじめ私たちのために準備してくださった神様の喜ばれる業をするために造られたものであることを学びました。そして違うひとりひとりが、ひとつのキリストの体なる教会を建て上げるために、パズルように互いに必要とされていることを喜びあっていこうと導かれました。

わたしがこの曲を当時同じ音楽スタッフであった岩崎光洋氏(現・自由ヶ丘キリスト教会牧師)と一緒に作りました時に心がけたことは、なるべく簡単な旋律で、すぐ覚えられること、なるべく聖書のみことばに近い歌詞(当時の大会は口語訳聖書を使用)ということでした。

大久保教会の皆さまにもすぐに覚えて賛美を口ずさんでいただけると嬉しいです。